ヴリッティ

睦月廿日。
雨水を過ぎて、暦通りの雨や春一番らしき風が今までの冬の気を一掃してくれるかのような一日でした。

先日の青が鮮やかな世界とはうってかわって、今日はモノクロームの世界です。
冬の湖は、世の中の音が全て吸収されてしまったかのように静まりかえっていて好きです。

時折顕れる湖面の波紋を見ながら、自身の心に重ねます。
タイトルにある『ヴリッティ』は、サンスクリット語で波たちや揺らぎなどを指します。

ヨガとは『ヨーガ・チッタ・ヴリッティ・ニローダ(ヨガとは心の活動の停止)』であると…

常に波立っている状態では湖に映るもの全ても揺らいで見えます。
波たちが静まっているときに映し出される本来の姿を求めるべく、今ある呼吸、今ある身体にアクセスすることが大切です。気持ちが『今』から離れると途端に揺らぎだします。

難しい実践ではありますが、焦らず丁寧に自分の身体に気持ちを向けてあげる継続的な練習は、ふと気がついたときに『身についている』大きな力になっているはずです。


コメント