上映会にあたって無為風為の思い
当スタジオで活用している暦「地球暦」。その地球暦が時間軸となり、春分、夏至、秋分、冬至の陽の移ろいに乗じて映画は展開されていきます。発酵に係る微生物のはたらき、 人々の想い、星々の運行…交錯するそれぞれの世界。切り離されてしまったようなそれぞれの世界をつなげていくのは、手仕事で息を合わせるように生まれてきた唄と盆踊り。盆踊りの輪がゆるやかに巡るように、時も、星も、命も、あらゆるものは巡っていることに気づかされます。
効率重視、スピード重視、すぐに結果を求められる忙しない時代に生きながらも、ひとたびこの映画に身を置くことで時間感覚から解放される摩訶不思議なドキュメンタリーフィルム『発酵する民』。ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
上映会は2部制で開催します。第1部は、一年で陽が一番長い夏至・6/21(金)の夜、第2部は翌6/22(土)午前に開催します。第2部には、この映画の監督•平野隆章さんも無為風為に来てくださいます!映画が生まれた背景や素敵な監督さんのお人柄にも触れてみてください。上映会詳細は下記をご覧ください。
「発酵する民」イントロダクション―公式サイトより
海と山に囲まれた古都・鎌倉。2011年、このまちを「脱原発パレード」で歩いた女性たちが「イマジン盆踊り部」を結成した。彼女たちは、日々の生活の中で浮かび上がってくる思いを唄にして踊り始める。
お酒や味噌、パンづくりから生まれた「発酵盆唄」。海水を汲み、薪で火を炊いて塩をつくる「塩炊きまつり」。やがて、風変わりな唄と踊りが人びとをつなげ、「平和」の輪を描いてゆく。
この映画は、鎌倉や葉山での「生活」を描きながら、個性溢れるパン屋や酒蔵も取材。人間以外の存在にも耳をすます。微生物たちの「発酵」の世界や太陽系の惑星の動きが交差する。混沌と優しさの中で、何が見つかるだろうか。
監督は、野宿者や原発事故による被災者の取材を行う一方で、野外レイヴや美術館等で映像作品を発表してきた平野隆章。映画音楽には、テクノ・アンビエントシーンの総本山とも言われるドイツの「Kompakt」レーベルから作品をリリースするpass into silenceが参加。
東日本大震災・原発事故から12年。あの時に生まれたものは、今も確かに続いている。音楽やアート、ジャーナリズムなど異なるジャンルが映画の中に入り込んだ鎌倉発「発酵」ドキュメンタリー!
上映会詳細
【日時】
[1部] 6/21(金・夏至) 19:00開場 19:30開演
[2部] 6/22(土) 9:30開場 10:00開演
※2部は上映終了後、一緒に昼食をとりながら「平野監督と語る会」を開催します。無上帑さんのおむすびランチのご予約承ります。釜土で炊いた美味しいおむすびをぜひお召し上がりください。
【料金】
1,500円(22日ランチ付きは別途1,000円)
【定員】
[1部] 25名(満席 6.1現在) →キャンセル待ちにてご予約承り中です
[2部] 25名(満席 5.9現在)→キャンセル待ちにてご予約承り中です
※座位での観覧になります。椅子希望の方は予約時にお申し出ください。
【会場】
無為風為
【ご予約・お問合せ】
ご予約フォームからお願いいたします。お問合せは下記にて承ります。
無為風為 主宰 渡辺みどり
[email protected]